日常生活に必要不可欠な
プラスチック容器を作る

プラスチックは熱を加えると融けて柔らかくなり、冷やすと硬くなります。その性質を利用し、押し込んだり、型を貼り付けたりすることで私たちの生活になくてはならないプラスチック容器ができます。半田商事株式会社は、お客様の要望に応じて培ってきた経験と技術で環境に配慮しながら、様々なプラスチック容器を製造してきました。

Facility

ダイレクトブロー機とストレッチブロー機とは

プラスチックの成形方法には2種類あり、「ダイレクトブロー機」または「ストレッチブロー機」を使用する方法です。半田商事株式会社では、製品により使い分けることで高品質なプラスチックボトルの製造を行っています。

ダイレクトブロー機のメリット

  • 多品種小ロット生産に向いている
  • 異形品(取っ手付容器)を一体成形できる
  • 多層成形ができる

ストレッチブロー機のメリット

  • 大量生産に向いている
  • 強度・透明性・ガスバリア性が高い
  • 継ぎ目のない製品ができる

Direct blow

ダイレクトブロー成形で製品ができるまで

ダイレクトブロー機

多層成形可能!多品種小ロット向けダイレクトブロー成形

ダイレクトブロー成形を行う為の機械です。
製品に継ぎ目ができるのが特徴です。継ぎ目は、金型の中でパリソンが膨らんで成形された名残りです。

FLOW

01.パリソンの用意

パリソンとは、プラスチックの粒(ペレット)を、200度近くの高温で加熱溶解させて柔らかくした樹脂をチューブ状にして機械から押し出したものです。このチューブを元に、製品を作ります。

パリソンの原料のペレット

02.パリソンを金型にセットする

パリソンを作りたい製品の形状にくり抜いた金型で挟みます。中に直接空気を吹き込み膨らませます。膨らませることで、パリソンは金型の内側に押し付けられ、金型と同じ形状になります。

金型

03.完成

金型の内側に落ちつけられたパリソンが冷えて固まったら、金型から外します。外した容器には底に一本の線ができます。

完成した容器

PRODUCT

Stretch blow

ストレッチブロー成形で製品ができるまで

ストレッチブロー機

継ぎ目なし!大量生産可能なストレッチブロー成形

ストレッチブロー成形を行う為の機械です。
プラスチックに熱を加えて膨らまして成形する過程で、延伸ロッドと呼ばれる金属棒を中に差し込み引き伸ばすように作ります。ダイレクトブローと異なり、継ぎ目がありません。

FLOW

01.プリフォームの成形

製品の母材であるプリフォームを成形します。ストレッチブロー工程で容器部分を引き延ばすため、首部分(ペットボトルでは飲み口の部分です)はプリフォーム成形移行は加工がないため、この段階で原寸で精密に成形します。

プリフォーム

02.モールド装着

プリフォームをモールドにセットしていきます。プレ加熱を行うことで整形の下準備をします。

機器に入るプリフォーム

03.延伸ロッド挿入準備

プリフォームの成形工程の変形から守る為、首部分はホールド固定されます。

成形過程に入る様子

04.ストレッチブロー成型

融点近くまで加熱された延伸ロッドがプリフォームに挿入され、縦方向に成形されます。次に空圧で横方向にボトルの金型に沿って成形されます。

成形時

05.完成

金型の内側に落ちつけられたパリソンが冷えて固まったら、金型から外します。バリが発生しないため、金属工具による加工を必要とせず、微量金属の付着も抑制されます。

完成した容器

PRODUCT